恣翁のお気に入りの歌一覧
只野ハル
立ち昇る紫煙の薄れ消えゆきて月に飛び去る雁に似るかも
7
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リンダ
新しいメガネは辛し見えなくて過ごししものを明るく照らす
10
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たそがれ
学校で 最初に習う 前ならえ あれのせいかな みんなが同じ
2
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ふきのとう
人知れず散りゆく花に降りかかる冷たき雨を無情と思へり
17
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舞
荷を庇い宅配の子は颯爽と息弾ませて梅雨を駆けゆく
15
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詠み人知らず
警報で帰ってくるかと思いきや カラオケ行った娘は青春
5
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笑能子
一枚の葉書受取り君想う君の後ろの遥かな道も
3
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逢
ビニールの傘にわたしは守られてぽつぽつという音をきいてる
12
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浅草大将
死して名は世にたつくりの更々に晒す恥とも汝は知らでか
9
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なちみ
一人でも みんなでいても いつだって一人ぼっちな気がする 今日も
1
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みやこうまし
ぽつぽつのリズムに連れて歌を詠む雨夜の更けて鳴る雫音
16
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桜園
強風で落下傘になりし傘必死でさせる子らの帰り道
8
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もなca
憂鬱は外にも垂れ込めてるらしい 湿気によどむ曇天の朝
8
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いちにのパッパ
贅沢に麻痺することは罪だろう幸せだって同じことかも
5
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詠み人知らず
登り坂を車椅子押す姉があり 会うたび痩せて母と重なる
24
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詠み人知らず
石鹸と蚊取り線香まざってる 湯上りの君が振り向く構図
11
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杏理
仰向いた外耳道に一滴舐める心地の電子音垂れ
2
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りも
限界を超えた先には何があるそれを見つけるために進まん
2
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杏理
ふるき友の並べば肩を押し付ける重さでどんなに熱伝わるか
1
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れお
うたたねの君のとなりで詠む歌が芽吹く四月の陽だまりの夢
6
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