聴雨のお気に入りの歌一覧
まぽりん
五月闇ささらぐ瀬見の小川にはすだく蛍の影ぞながるる
36
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みなま
娘の白き腕の先の梅雨空の瞬く点として揚雲雀
9
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コーヤ
紫陽花はうつりゆく世をしのびてか長雨暮れて色かわりゆく
23
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月虹
静けさは在らぬ想いを膨らませ君と交わした言葉にすがる
282
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あまおう
亡き父が好きで食べてた さくらんぼ 可愛いピンクが似合わなかった日
31
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へし切
くもり日の目にこそ見えね影なれど妹し戀せば身をばはなれず
24
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半格斎
朝露をのせてふるへる葉に隱れ 空のぞき見し小さきいちご
20
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舞
誰がために紅つけ初める恋うるべき名もまだ知らぬその唇に
28
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夢士
水無月の色は紫陽花青に染む細く降る雨葉さきに光る
24
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まぽりん
扇もて灯影に舞ひし御簾のうちの少女ゆかしき夏の夜の夢
36
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潮月繁樹
夕凪の茣蓙となりたる瀬戸の海 テトラポットで獨り立ちみる
50
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光源氏
山寺の甍に飛び交ふつばくらめ鐘の響きにこゑを合はせて
24
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あまおう
一歩ずつ 確かめながら 御老人 あじさい寺は 賑わい盛り
27
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片井俊二
ペダルこぐ少女をいつも待っている夏の空までつづく坂道
20
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片井俊二
君の名を貸出しカードにふと見つけ並べて書いた遠い夏の日
19
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へし切
年古れど忘らるまじき面影を 恋しみ 妹を夢にだにみむ
24
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あまおう
にこやかな免許証なら それとなく アピールします 六月生まれ
28
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芳立
御手の糸をたのまざらましくろかみの乱れず終はる心なりせば
6
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浅草大将
花の跡をこのめはるかに眺むれば緑を込めてかすむ山の端
20
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まぽりん
夕闇にたどる吉野の山道は梢かすめる月をしるべに
29
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