芳立のお気に入りの歌一覧
村上 喬
のみさしのラムネの瓶に残されたビー玉越しに海はひろがる
304
もっと見る
只野ハル
夕立の後の涼しさ知らぬらし隣の家のエアコンの音
7
もっと見る
falcon
引き潮の浜にのこれる貝いくつ薄紅あはき汝を拾ひし
15
もっと見る
横雲
匂ひ立ちぬれて涼しき片影の風に佇み髪解きし人
5
もっと見る
紫苑
さきの月ひと日の意味を問ひをりし一首のありきうたびとの逝く
21
もっと見る
浅草大将
闘ひの後にやなにを得るとらまん辿る家路もそらに眺めて
22
もっと見る
紫苑
樹に吸はれ土にかへらな身のうへにつめたいきりぎりすが鳴いてよ
13
もっと見る
あき
絶対に泣いちゃうとこは「今度いつ帰る」のところ まさしの案山子の
8
もっと見る
横雲
言の葉の出でぬ暑さや風もなし下葉に蒸るる色もうらめし
2
もっと見る
紫苑
手ばたきの音かさなりぬ鳩群のところをうつす理由はしらず
12
もっと見る
紺の月
きみを待つかき氷屋の旗揺れて駆け出すような夏の訪れ
12
もっと見る
聴雨
逢ふこともままならぬ夜は軒端より鵲かける橋渡りたき
19
もっと見る
三沢左右
吾妻が真黒き髪の伸ぶる夏川原に遊ぶ花ぞをかしき
11
もっと見る
只野ハル
公示過ぎいざ参選と考えた結果予測の逆を入れるぞ
8
もっと見る
聴雨
穏やかな迎へが早く来るやうに代筆の手をふと止める声
14
もっと見る
浅草大将
ひとひらの花にあはれをかけずしてふみの春とは聞くも悲しき
27
もっと見る
河のほとり
いたづらに庭の草木にすさびたる夕ベの風よ空ながら吹け
15
もっと見る
光源氏
かなはむとかたへに落つるくれなゐの命暮れ果つ天の浮橋
9
もっと見る
聴雨
東雲の鳥も歌はぬあづまやに訪ぬるものは雨ばかりなり
24
もっと見る
紫苑
飛ぶ夢をしばらくみない シルル紀の琥珀のうちに蝶はねむりぬ
13
もっと見る
[1]
<<
15
|
16
|
17
|
18
|
19
|
20
|
21
|
22
|
23
|
24
|
25
>>
[484]