詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
生き方は一途な方かな老い先のひたすら今を賢明に生く
16
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横井 信
歩き出す朝陽の中に刈たての稲田に香る風の挨拶
12
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へし切
枯れはつる尾花が下の思ひ草はかな憂き身の露のよすがや
14
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夢士
テンツクツ親子揃ひて豆絞り爺と婆とは山車の引き綱
8
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詠み人知らず
路地通り日は強くとも風は秋ふうせん葛の黄ばむこの頃
11
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滝川昌之
カレーなど作り過ぎては子らのいた日曜夕餉に妻戻りゆく
16
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恣翁
苔の上に 静かな風の声響き 木洩れ日揺らせ 光らしむめり
11
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横井 信
はらペコの子猫もじっと待っている釣り竿ならぶ秋の堤防
15
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へし切
日の暮れの早きに秋のおとずれを夜には秋の虫の声を聴き
10
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KEN
いざよひが ただすべらかに 流れ去る 時の川面の 澪亂さずに
14
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恣翁
訪ひし女の 木の下風に 後れ毛を乱されまじと 無意識に撫づ
9
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ななかまど
秋の字をかしらに置いて清楚なり秋明菊は粗相なく咲く
5
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舞
風鈴を駆逐す虫の鈴の音の柔らにやさし仲秋の月
7
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詠み人知らず
二ヶ月に一度の奮発行列に入りて人気の食パンを買う
12
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灰色猫
初恋は横顔だけを見つめてた恋の仕方をまだ知らなくて
18
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詠み人知らず
駅前から図書館までの左手に沿えば掘割美観地区あり
19
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滝川昌之
名月は雲の隙間に欠片だけ飯に埋もれた栗ほどの黄よ
18
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詠み人知らず
尾花剪り秋の風情を活け見れば月の明かりが恋しと撓う
17
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吉野 鮎
しろしろと玻璃戸入りくる中秋の月に滿たされ病床に眠る
18
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KEN
野良猫と 路の吐瀉物 照らしけり 西のつくよみ 東のオリオン
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