行宮偏(仮之名)のお気に入りの歌一覧
青き銀椀
ピアノ曲四季を通して聴くものは時ゆるめたくアンダンテなり
10
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滝川昌之
鑑賞会 灯って魅せる蛍火はちまたに流行る闇の営業
15
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桜田 武
麓沸き立つ夏の盛り七月大雪の山肌白化粧解く
4
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青き銀椀
押し寄する異常気象に感傷がただ宙に舞ふマル月バツ日
7
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KEN
松が枝の 緑の滲む 音に濡れ 夏待つ百合の 思ひ聞く道
10
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コタロー
雲の峰大きな鷺が羽ばたきてゆつくりゆつくり飛んでゆくなり
7
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コタロー
濃淡の緑葉廣げ草花の丸き新芽の顏出してゐる
7
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ななかまど
紫陽花に容赦なく落つ雨の糸おもたきものよ月曜の朝
8
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横井 信
ふるさとの便りを乗せて吹く風にゆっくり開く雲のカーテン
12
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詠み人知らず
わた雲の絵日傘くるり伯耆富士着流し凛と夏姿かな
14
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ななかまど
夏待ちて半夏生草しずかなり白き葉うえに十方浄土
5
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滝川昌之
この宿にお泊りなさいと主を待つほの白き夜のホタルブクロは
12
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横井 信
水無月のきらめくみどり見下ろして下弦の月へ飛び立つカラス
11
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コタロー
中空の雲の白々漂つてクリームパフェの食べたい氣持ち
6
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青き銀椀
水面よりぴしやりと跳ねて又潜りゆく水底に鯉のゐるかは
8
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光源氏
しめやかに心の色も深まりき善峯寺に揺らくあぢさゐ
11
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青き銀椀
花の数は心配りの数のやうあぢさゐ終へて寄する夏かな
9
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煩悩
さようなら水を求める象の群れ群れざる象が陽炎となる
10
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松本直哉
あさなゆふなをやみなく降るさみだれのみだれてものを思ふころかな
3
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松本直哉
いかにして韃靼海峡渡りけむもろくはかなくしろきその翅
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