水月のお気に入りの歌一覧
千映
障子紙巻紙代わり筆文字で黄泉の国いるあなたに手紙を
10
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月虹
悩みとふ果てしのないもの降り続く雪は幾度も積もりて消える
46
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もぢずり
幾年の昔かここに吾のゐて置き惑はせし人戀ひの痕
8
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もぢずり
白銀のふとんかぶされ一夜あけ金色水仙りんりんとあり
8
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へし切
満ち欠けの月を眺めて ふと思ふ そうさ僕らは完璧じゃない
23
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灰色猫
この海が鏡であるなら月光に浮かべる言葉はあっただろうか
19
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灰色猫
鏡面の泉の底へ沈みゆく私の言葉は雨のようです
19
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灰色猫
鏡から逃げ出せないまま泣いているアリスを抱いて眠れる少女
16
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灰色猫
純粋なひかりのままで生きてゆくあらゆる鏡を粉々にして
20
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詠み人知らず
手を伸ばす 掴みたいのは空を飛ぶアナタの胸に響く恋歌
12
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コタロー
粉雪に街を歩けば電氣店大きな箱を抱へる子供
9
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舞
カップルのキラキラ笑い雪の道ともに転ぶもまた楽しくて
9
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コタロー
人々が家にこもりて忘れたる外の闇夜に寒月冴ゆる
9
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コタロー
手水凍て半分のみので清めれば春來る事も加へて祈る
10
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詠み人知らず
桜の木 雪に枝垂れるその花は 今は六花の満開の白
7
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秋日好
抱くたびに傷つく恋を身に隠し君の背中に銀の雨降る
18
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吉野 鮎
禍禍と列べられゆく言の葉のひとつ彈けばドミノは永遠に
10
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吉野 鮎
ひも解けぬうたの意匠に白白と結露しづくす玻璃戸のむこふ
15
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吉野 鮎
蜘蛛の絲一條に身は括られて巣網の意匠雪あかりに冴ゆ
17
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へし切
寂しさにこころの雪は解けのこり人の温もり恋しき冬日
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