詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
降るシャワー シャンプーすれば豪快で お湯弾かぬも漂う雄味
8
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吉野 鮎
誰がための未必の故意のこひのうたやぶにらむ眼の底意の熾火
11
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吉野 鮎
錆びつきて鞘拔けぬ太刀日ごとにや移り棲む家に埃積むに似て
18
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吉野 鮎
隱れ棲む日日は疎まし金盞香かせ顰めて無月のしんしん
10
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吉野 鮎
流れゆく流されてゆく冬空の雲の意匠は意思あるさまに
21
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吉野 鮎
通るたび汚されてゆくうらぶれたポリボックスの赤き座蒲團
16
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詠み人知らず
縁石の下で宿るは濡れ羽色 烏の行水 ちと寒すぎる
7
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詠み人知らず
凍てついた廊下を裸足で駆け抜ける 私はランナー 炬燵への道
9
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へし切
暗闇に誰が泣く声やもがり笛ひとり聞く夜は膝を抱きぬ
24
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詠み人知らず
「一駅分 健康のため歩くこと!」 田舎生まれは戦慄走る
9
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石川順一
更新の時間が長くて土曜日の朝は室内走りしのげり
11
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石川順一
モスチキンカイワレ大根なめ茸の炊き込みご飯の夕餉でありぬ
10
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角谷守
歳時記に新年があり新年に大晦日がある年の瀬のこと
5
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角谷守
カーテンの窪みに隠れた月面とフローリングの蝿の臨終
4
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恣翁
緑青ゆ古びし色の湖や 心臓をすら 凍えさせなむ
21
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川島さかな
幼な子は夢の入り口右の手の親指だけにワセリンを塗る
8
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葱りんと
玄関に 座す猫に問う 行きたいの? 首横に振れ 幸せだろうが?
15
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せみど
もし僕が建築家ならこの町を君の背中のまるみに合わせる
5
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中村
お気に入りフォルダを満たす音楽を探す人生でいいよたとえば
4
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工藤吉生
ふわわわと恥ずべき過去はあらわれてオレに小さく首を振らせた
8
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