大埜真巫子.のお気に入りの歌一覧
ながさき
甚大な 被害が起きた 其の後で 起きた訳など 聞きたくもなし
13
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へし切
生き様は顔にあらわるものと言ふ鏡に映し己が顔見る
27
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小林道憲
人知れずぶらんこのみ動きたり 遊びし子らのさざめきしのち
17
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ながさき
娑婆世界 五濁悪世の 末法に 負けじと咲いた 白蓮の華
11
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みやこうまし
認知症治らぬものと知りながら 耐えて支える延命地蔵
20
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恣翁
中天の白日 将に下りむとす 潮さへ戻す黄河のごとく
15
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村上 喬
層を成す時代の記憶の表層に刻まれていく今日という日は
14
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小林道憲
破られし網急がしく直しけり 暮れゆく夏の蜘蛛の行ない
17
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へし切
山迫る狭き所に造成地過去の災害生きぬ防災
14
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只野ハル
既定内の事象が繰り返される日々 日付だけが更新される
6
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へし切
百日紅赤き炎と咲き盛るお参り絶へた墓地の片隅
21
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みやこうまし
「心臓の薬」と言わればおとなしく飲んでいますよ八十二才
14
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恣翁
身の内に染むるがごとし 紋服の冷たき当り 確かめたれば
16
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詠み人知らず
雲間からのぞく太陽雨上がり さっきの喧嘩忘れたふりして
10
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みやこうまし
夏長けて蝉の骸の散らばれば ご苦労さんと落ち葉が包む
22
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ながさき
諺に 言わずが花と あるように 配慮の足りぬ 自分を悔いる
17
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村上 喬
とりあえず生きていこうと決意して歩きはじめる雨上がりの道
32
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へし切
憎み合うことの愚かさ知らぬ故世にあらそひの絶ゆることなき
27
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灰色猫
たくさんの 小鳥が集う 木になった あなたの木陰で 詩集をひらく
36
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詠み人知らず
泣く事も無くなりゆけばこの命枯れてゆくのか忘却となり
14
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