浅草大将のお気に入りの歌一覧
河のほとり
行く末に身は夢となる心地して森静かなる夕霧の奧
16
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紹益
霜が降り 北の国から 鶴が来て かすかに聞こゆ 冬の足音
19
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へし切
霞立つ雲居にうかぶ城の跡 垣に残るは秋草紅葉
17
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恣翁
籬垣に 白々と咲く茶の花の向かふの空に 昼の月浮く
23
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光源氏
君待てど影さへ見えぬ飛鳥川あやなくけふや夢にまよひて
16
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紫苑
誘うてひとになびかぬ木犀のみぢかき春をひたにほひたつ
16
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みやこうまし
空を飛ぶ鳩の自由に憧れる 我にもあらな背中に翼を
19
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かいん
涙雨流れて消える思い出よ傘などいらぬ早く虹出よ
2
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ながさき
秋晴れの 筑波の山に 霞立ち 紫の峰 天に聳ゆる
21
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灰色猫
世界中 ありとあらゆる 信号待ちが 優しい時間で ありますように
28
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へし切
日の本の不二の高嶺に雪の降る御山美し秋晴れの空
25
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恣翁
新築の別荘は 未だ人影も見えず 真白く森に静もる
13
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紀真砂
秋しぐれ降れる菊花にゆび触れる三歳のむすめ撮す父親
4
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みなま
冷え込みに震えながらも冴えざえと名残りのあさがお空を映せり
15
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悠々
波郷なる俳人そこに生きしとふ隔離所跡や血の曼珠沙華
19
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紫苑
いにしへは安達ヶ原かたまづさのひとむらすすきわれの辺に揺る
10
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小林道憲
秋の野にひとむらすすき穂に出でて いくとせ経ぬる名残なるらむ
18
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美津村
雲晴れて遥かに雪の伊吹山しばし華やかに夕映えにけり
10
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美津村
雪積もり光まぶしき中を来て渡る木曽川水黒く見ゆ
6
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みなま
陽の色のヴェールを不意にかぶされて息詰まるごと木犀匂ふ
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