林ユキのお気に入りの歌一覧
染季
疑いを咲かせてみせてアマリリス苦き蜜こそ胸に名刻む
16
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風橋 平
亘理郡亘理町には吉田字作田をうづめ林檎咲くとふ
4
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キタハラ
雨上がり死体のように転がれば虹を見つけてしまう春の日
16
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風橋 平
夜が明けるまえにみたゆめ ほんとうにみれなくなってわたし、泣いたの
5
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山本克夫
川エビの細い腕から脱皮するあなたの内に運河のひかり
3
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山本克夫
深緑をテープで留めるひかりさす窓の縁から森の明け方
1
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きりあ
夏風邪の窓に広がる相思鼠(そうしねず)満ちる思いは寝台に臥す
8
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狭霧
菜の花の黄に波立てる畑の果て遍路の笠の遠ざかりゆく
20
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やすむ
冷徹な真顔で生きていきたいなしれっと生きてるって思われていい
4
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只野ハル
右肩をわざと濡らして俯いた傘の左に誰もいないよ
9
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聴雨
心なき言のなぐさも胸ふかく抱けばぬくし春のかたみに
14
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恣翁
喉奧に くぐもる声で 鳴く鳩は 薄日の影を 震はせて行く
24
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卯月
ああ重いコートをぬいであの人は出かけていった春風の中
10
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聴雨
さみどりの葉影日ごとに深まりて花にもの思ふ春ぞ隔たる
14
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聴雨
ひとひらの花いづくより流れきし光に消ゆる春のゆくすゑ
5
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山本克夫
理由わからないまま海泣いている誰も嫌いになったりしないよ
9
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半格斎
根曲がりの竹葉をゆらす春風はいつとはなしにそよ吹きにけり
17
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狭霧
つれづれを猫と過ごせば天窓にいつか夕月しのび覗きぬ
15
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浅草大将
花かげに人を忍びて逢ひみればうつつは蝶の夢のごとしも
20
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卯月
ささやかな幸せ探す朝食のふたご卵の目玉焼きとか
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