もどりのお気に入りの歌一覧
しずく☆・.…。
初めての 道草をした その訳を 語る子供の 頬は紅色
31
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幸子
新年を孕みて時はそろそろと息継ぎ始む光あれかしと
18
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秋日好
階段で滑って柱にラリアット 手首の痛み 記憶の固執
11
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芳立
知らぬ間の時雨のあとの静けさにわれを置き去り街は冷えゆく
4
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果禾緒
真っ白いものだから真っ白く聴く 雨雪耳に融け入るときは
3
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澄舟
眠れずにジョージの歌に針を置くあたしブロンドに生まれたかった
5
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北窓
無くなった居場所を探す水曜日ついて離れぬヌスビトハギと
7
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滝川昌之
ベンジンの移り香や父の上着には鉄道員(ぽっぽや)必携ハッキンカイロ
16
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月虹
真夜中の深呼吸には気を付けて見えない孤独を連れてくるから
128
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みそのあや
汚くて当たり前だよ人はみな瓶詰めジャムの外を生きてる
4
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灰色猫
なにひとつ成すこともなく誰ひとり愛せぬままの星も光れよ
305
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横井 信
冬枯れの畑の中へ別れてく引き込み線は海へと続く
15
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千葉 甫
ふっつりと眠り途切れる窓外に低く交している声あって
6
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灰色猫
おはようの報告義務を怠ってベーコンエッグにベーコンがない
20
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詠み人知らず
顎髭を剃ることだけが人生と窘めるような電池の力
3
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ななかまど
予報士の指揮棒しげく上下して霜月の空まことしやかに
8
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横井 信
朝焼けを見上げて吐いた白い息飛行機雲は静かに延びて
9
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灰色猫
坂道をノンストップで転げゆくレモンみたいな初めての恋
27
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もみじ☆彡
秋雨に へだてられきや 遠つ人 はや雁が音も 聞こえたるにな
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煩悩
輪転機にかけられた押し花がインクの匂いをほのかな春に
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