まぽりんのお気に入りの歌一覧
松本直哉
絶えにけりひとよの夢をかぎりとて交野がはらにあきかぜのたつ
6
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松本直哉
きらきらとかけらかがやくかたまりの氷のこにて挽ききりゆけば
7
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松本直哉
しやせましせずやあらましまよふ間にはや夕ぐれとなりにけるかな
4
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うすべに
夕立にべんがら格子の色も濃く うつろの蝉が水に流れる
11
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うすべに
灯籠のゆらめき映すこころまで 御蓋の山に十六夜の月
11
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うすべに
夕暮れの観相窓のまなざしに 心の底の煩悩を知る
11
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うすべに
さよならと懐かしい顔おもう宵 送り火に添う十六夜の月
12
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さえね
ごうごうと時の流れる音を背に川の前にて立ちすくみけり
8
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滝川昌之
蜩は西日に翳む夏を追うここカナどこカナ哀しくてカナ
19
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滝川昌之
「感想文、脇役目線で読んで書く」図書室便りに司書アドバイス
15
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滝川昌之
パティシエがホールケーキを塗るように野分がつけた浜の風紋
16
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滝川昌之
コンビニのドアが開くたび垂れ流す冷気に掛けた地球(ほし)の資源よ
17
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滝川昌之
旧友が帰った後は花火殻 集めるように戻すアルバム
22
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ながさき
人の世の 無常を知れば 残された 道はひとすじ 信念の道
13
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ななかまど
トマトにも名前のありて桃太郎もらいしゆわれ気になりて食む
9
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ななかまど
朝顔は蜂の武蔵に恋をする同じ角度に首まげながら
11
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ななかまど
やんわりと送り火きえて竹林に生まれたばかりの秋の風吹く
10
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千葉 甫
カーテンを透して見える陽のあたる道行く人の馴染みの歩幅
6
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千葉 甫
何気なく眼をやる壁の写真から常に私へ来ている視線
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恣翁
昼間より降り続きたる 初秋の雨に 息嚥む怪談噺
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