恣翁のお気に入りの歌一覧
ふきのとう
幼児は髪なびかせてブランコを空に向かいて高くこぎおり
12
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更紗
誰も皆明日をも知れぬ命ならただこの瞬間を悔いなく生きる
5
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もなca
美しきやまとことばを紡ぎたる人に流るるうた詠むこころ
13
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けい
震災の夏に熟した甘き實に罪は無きもの 桃の泪に
15
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五穀米
ちはやぶる神の賜いしたからものこの梅雨晴れの空気の青さ
2
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五穀米
資生堂その文化的価値語る汝は少しく旧態のひと
3
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けい
働ゐて學んで疲れ眠る日々當たり前でも愛ほしいこと
7
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詠み人知らず
八雲立つ出雲のぞみし道なれど迷ひて久しき玉藻なす海
24
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横雲
枝に絡む蔦払ひつつ囀りを脚立に座して聞く朝かな
4
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詠み人知らず
浅漬けが好きなあなたの食卓に妻という名の古漬けいかが?
10
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俊昭
風鈴の清けき音の鳴れるとき臥床の祖父を思ひ慕ふも
11
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あき
これだから都会ってのはいけねぇや蛍も見ずに夏が来ちまぁ
16
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浅草大将
青海やしづまる魂にいかでかは重荷あるべきトラックの島
16
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紫苑
行き場なきスニーカーの右足のあり水かさ増する溝川の岸
8
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もなca
梅雨明けと見まがうほどの青空が少し悲しいあじさいの花
18
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詠み人知らず
少年が願い託した短冊を受け笹飾りしなやかに立つ
10
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あまおう
新しい水着に着替えジャジャーンとか笑ってみせる夏色のきみ
18
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詠み人知らず
寒村が沸き立つ夏に帯締める神の遣いに扮するために
11
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falcon
親を追いおぼつかなくも飛び降りて小雀あそぶ芝生はみどり
13
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falcon
散りぬれどまた逢う春もあるものをかたみは久し花のおもかげ
17
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