恣翁のお気に入りの歌一覧
falcon
夏の日の季語となりゆく弔鐘かなし平和ねがはぬ市民やはある
10
もっと見る
更紗
歴史には忘れてならないことがある 語り継ぐべき 今日と言う日を
9
もっと見る
いちにのパッパ
くたくたの私を乗せた終電をどしゃぶり雨が叩きつけてる
8
もっと見る
五穀米
オリビアのレッツフィジカル歌いつつ軽い体操終えて夕暮れ
4
もっと見る
カラタチ
求めれば「愛しているわ」と笑うけど自ら言ってはくれない女
1
もっと見る
粕春大君
土に生き土と闘ふ老農の功なるらん金の麦秋
27
もっと見る
リンダ
トラックの荷台が似合う横顔が地図を広げて空は青空
14
もっと見る
リンダ
たくわえた白髪まじりの無精ひげ願掛け伸ばす人の憂うつ
4
もっと見る
詠み人知らず
言の葉で傷つけたのか わからない いずれにしても身から出た錆
4
もっと見る
詠み人知らず
偶然に会つた友には子供ゐて君は僕には見せない笑顏す
3
もっと見る
詠み人知らず
ちらほらと野球中継漏れ出した団地をぬつて夕涼みの散歩
2
もっと見る
舞
遠くから音届きくる花火あり妻と語れば彩りの咲く
6
もっと見る
舞
いち日の勤めを終えて家族らとささやかなれど晩酌の時
5
もっと見る
詠み人知らず
真夏日を独りで過ごす今日もまたごろ寝の友は麦茶一杯
2
もっと見る
紫草
好きですの気持ちをそっと隠しもち過ごした夏にベコニアは咲く
11
もっと見る
みやこうまし
主去りし九条の池に百日紅昔日のごと紅く映れり
12
もっと見る
詩月恵
石蕗の黄色い強がり 負けないとつぶやく声が風に震える
9
もっと見る
佐々一竹
選ばれるために生きてる訳じゃない熱い煎茶を少しずつ飲む
7
もっと見る
佐々一竹
目立たない場所を選んで生きてきたことを誇りに思える自信
6
もっと見る
五穀米
駅ナカのデリカテッセンサラダ屋の夏は嬉しき量り売りかな
4
もっと見る
[1]
<<
1988
|
1989
|
1990
|
1991
|
1992
|
1993
|
1994
|
1995
|
1996
|
1997
|
1998
>>
[2595]