詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
舞
病みて臥す母に見せんと撮る写真むなしく残るスマホ哀しも
10
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び わ
木枝縫い明月静かに顔を出すうつせみの波眺めおるごと
7
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夢士
夢に在り共に徹夜の除夜の鐘逝く君偲ぶ十六夜の月
15
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横井 信
穏やかに草木を照らす陽射し浴び旅に憧れ歩く夕暮れ
14
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千映
片想い君に煎茶を朝一番差し出す指に心が踊る
12
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へし切
秋暮れてうらさびしきは独り寝のわび住む宿の葛の裏風
26
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只野ハル
バッハ聞く陽だまりの部屋スプーンで一口ずつのお昼を母に
16
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千野鶴子
手折らずに名を覚えおけ野辺の花如何にその色美しくとも
11
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滝川昌之
倒れたくなければ漕ぐしかないペダル日々の暮らしは車輪に同じ
31
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西村 由佳里
連れだって駅へと向かうなんとなく傘が当たらぬ距離を保って
11
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ななかまど
アトリエに寄り添うように只見川清の白の里に帰りぬ
8
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煩悩
猫の夢の如しほがらかな陽射しの中で消えるうたかたは醒める
9
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詠み人知らず
障子窓爪弾く三味の音江戸の粋神田育ちのあの町火消し
16
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秋日好
目を瞑り脳波の悲鳴を聴いている連呼されれば身体捕られる
13
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舞
枯れ枝を枯れ葉を踏みて公園を妻と歩める秋に染まりつ
9
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び わ
満月が東の空にしずしずと荒涼として心ふるえる
8
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吉野 鮎
溢れきて詠はしむるは汝が影に何処の細道 いかないでアナタ
10
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吉野 鮎
校庭に部活の聲の滿ちる夕 ひむがしに獨り十六夜の月
16
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KEN
茶の花と 凍えを凌ぐ 蟲影に つくよみ潤む 夜半の山里
17
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へし切
うらぶれて物思ひおれば雁が音の鳴くなるそらに秋風ぞ吹く
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