KENのお気に入りの歌一覧
ななかまど
あの日から十回の春巡りきてほほ笑みくれる満作の咲く
15
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名鈴
一葉にて 事苦くなり 興も醒む 花のみ選り 君に贈らむ
14
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葛城
ゆるゆると雪解の水を掬ひては囘る水車に川同調す
7
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滝川昌之
春を嗅ぎクンクンリードを引っ張って主に倣って時々クシュン
18
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へし切
思ひ侘び さても苦しき現世の 野辺の千草は春の色なる
20
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音弥
味覚には苦味えぐみのスパイスもオトナ味にて旨味ともなり
9
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橘
送られて玄関でれば風強く身体縮めて去る東山
10
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ななかまど
進むたび床に描かれる足跡をわれの幅ひろ靴は消したり
9
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名鈴
書き遣りて 思ひ直しし 言の葉の 人聞き恥し あと慎まむ
12
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横井 信
春風にひと足早くため池のほとりに開く桜の並木
14
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音弥
大君は民に代わりて民の為民の祈りを天に捧げる
15
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灰色猫
特別な人でなくてもかまわない普通に育ってくれますように
14
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へし切
幾夜にも夢の通ひ路ゆき通ふ しるべなき身の夢と知りつも
14
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さいおん
何処乃 物乎探而 舎尓戻 公之姿乎 見者嬉茂
14
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滝川昌之
まだ開けぬランドセルなど負わすごと春風さくらの枝をくすぐる
18
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へし切
思ひかね つい君の名を呼子鳥 声なつかしき春にやあらむ
16
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横井 信
少しずつずれてく春に寄り添ってそっとほどける雨水の氷
12
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ななかまど
窓ぎわに置けばたちまちめこめこと芽を出しそうなヒヤシンスかな
10
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音弥
順風に帆あげて進む船の路 揉み消しの過去に憐れ座礁す
9
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葛城
春寒く日陰に殘る雪塊に冬將軍の殘兵をみる
9
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