藍子のお気に入りの歌一覧
西村 由佳里
耳栓が聞かせてくれた心音に誘われ眠る霜月の午後
18
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リクシアナ
歯に弾むもち麦の味優しくて明日の自分を励ましている
25
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沙久
死に近い中で「命を続ける」と決めた心が「いきる」に宿る
27
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沙久
目の前で「めぐみ」と呼んでロウソクに火を灯せぬまま流れる月日
20
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コーヤ
今盛り燃えるもみじ葉眺めをり山中湖畔に陽が暮れ沈みて
15
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コーヤ
野辺のみち祖母との思い出蘇る野菊手おりて歩き日のこと
24
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めだか
賑わいし街の灯りは向こう側 橋のない川渡しも行けず
6
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めだか
恋う人を追いかけ行けど見失う 裸足にからむ霧降る朝
7
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炭酸水
強風が吹くたび景色が変わるから街の様子をじっと見ている
25
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くらら
灯り無い 時代に人に 寄り添いて 心支えた 月明かりかな
25
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有賀亭小太
人生はただ一幕の長芝居台本はなしアンコールなし
10
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inosann
女子歯科医米粒ほどの親知らずにお持ち帰りをすすめてくれし
18
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美津村
荷台のシートが風になびく音夜のトラックにひとり乗りゆく
7
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美津村
トラック停め休むひととき靴を脱ぎ素足を窓吹く風につき出す
10
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美津村
トラックに煉瓦積み置き我は帰る明日走りゆく道順をメモして
5
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美津村
日かげれば寒きトラックの窓閉し国道一号大井川渡る
8
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美津村
朝日に向かひ行きて夕日に向き帰り脚ふらふらとトラックを降りる
8
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千映
イチョウの葉腐葉土にもなれなくて最期は役に立てないさだめ
10
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新座の迷い人
友歌う 我の作りし CDを告別式に 流すと言うに
9
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絮谷新
柿の實の降るる橙照らしたる閉鎖病棟馬の眠りて
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