恣翁のお気に入りの歌一覧
けにちん
ささくれた夢をリセットする為と理由をつけて二度寝に戻る
6
もっと見る
詠み人知らず
里に下りし鹿がこぞりて食んでゐる人間の捨つらしコンビニ弁当
2
もっと見る
詠み人知らず
東雲の紅蓮に染まりし空あはれ瞬きするごと青に収まる
6
もっと見る
詠み人知らず
父母を思い貧しい食事に合掌を 捧げる前に線香をとる
16
もっと見る
詠み人知らず
幸あれと ややこと遊ぶ千羽折り子は母育む時の幸なり
20
もっと見る
葛山葛粉
目覚めればなつ、この空も今はまだ誰のものでもなくただ、あおい
7
もっと見る
風蘭
白黒の色もつかずに桃色のまま旅立ってしまった命
23
もっと見る
あき
七日目の日の出もみずにさうさうとかへる命に泣かうぢやないか
18
もっと見る
葛山葛粉
くちびるは「ふ」の発音で言っているおしあわせにねおしあわせにね
8
もっと見る
只野ハル
戯れ歌の声の掠れて秋風を待たず枯れゆく梅雨の晴れ間に
10
もっと見る
いちにのパッパ
徹夜明けに洗面鏡をふと見れば唐突すぎる二本の白髪
5
もっと見る
紫苑
涼風にさそはれ出づる月読を夢みるままに姫沙羅の落つ
22
もっと見る
俊昭
遠ざかる汝の靴音追へずして眺む氷菓の唯崩るるを
15
もっと見る
葉月きらら☆
渋滞のタクシーの中連れ去ってくれない君の左手握る
10
もっと見る
るるぶる
小屋の扉もとうに開かぬ鳩時計に我が家は今日も統べられている
6
もっと見る
詠み人知らず
朝がえり指からませるふたり連れ目撃したはあさがお一輪
5
もっと見る
蕗子
蔓草が無邪気に繁り生命は飽和せり いま主なき庭
15
もっと見る
更紗
また一年待つ切なさか 織姫の涙のような雨がまた降る
9
もっと見る
ふきのとう
畑にて熟せしトマトほおばれば口に広がる太陽の味
17
もっと見る
詠み人知らず
鳴きくらすツマグロゼミや八重山のすみか訪はましみやこはるかに
22
もっと見る
[1]
<<
1984
|
1985
|
1986
|
1987
|
1988
|
1989
|
1990
|
1991
|
1992
|
1993
|
1994
>>
[2559]