滝川昌之のお気に入りの歌一覧
コタロー
野良猫の黒い子供が幼くも闇夜に溶けて消えてゆくなり
9
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コタロー
暗闇を切り裂くやうな父と子のキャチボールの音が響けり
10
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コタロー
暗闇に瞬く星を仰ぎ見る遙か彼方の異國の人と
9
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詠み人知らず
星も また花もなつかし明くる夜は銀河にながるる一片をなせ
12
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詠み人知らず
空に飛びようやく銀河に憩う獅子星のほとりに足揃えうたう
14
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詠み人知らず
袖ふれし薫りを聞けど名も告らず花壇には出ぬしたくさと咲む
16
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へし切
冴ゆる日の炬燵に入れば温もりに巡る思い出まどろみの中
23
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千野鶴子
君二十歳怖いもの無き強い目と僅かに硬く細い肩持つ
10
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千映
秘め事は胸の小箱に収まらぬトランクルームにそっと移そう
16
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山崎ふゆ彦
米兵が横須賀駅のホームにてずらり待ち居りスマホ片手に
3
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山崎ふゆ彦
北風に髪舞い上がり俯ける女の顔にひと刷毛の紅
4
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詠み人知らず
その団地俺よりちょっと年下で俺より先に死んでしまった
7
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煩悩
金色の衣をまとい画布のなか時の止まったクリムトの接吻
12
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詠み人知らず
ひと度は姿を消すもまた見え白のチョークで今も危機書く
11
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詠み人知らず
八重に咲く花の匂ひはこもごもと人の行方の殘り香を聞く
19
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舞
帰り来ぬ日々を歩みて何時からか気付けば妻と二人三脚
9
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び わ
新年に新しき課題目の前に次の挑戦心して受け
6
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秋日好
B5版ノート二冊とコーヒーと君はこっそり応援している
16
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秋日好
ミステリィ・トリックひとつ書けそうな伝言板に残る筆跡
20
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夢士
ミツマタの枝先に刺す団子焼くどんと焼きのひ孫連れ遊ぶ
16
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