恣翁のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
水まきは気軽なTシャツ短パンで 誘惑されて水浴びしそう
8
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桜園
水やりの手をとめ思わず頬ばりしミニトマトの熟せし赤に
14
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もなca
風鈴はそよとも揺れず滲み出る汗ぬぐう吾を嗤う油蝉
9
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うめこ
炎昼の日のぎらぎらと影を消し風も死すべし融鉄の刻
6
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桜園
朝の陽に羽化せし蝉のしずまりて息するごとく翔伸ばしゆく
24
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詠み人知らず
双子でも 三つ子でも良い 豊満で 艶やかであれ 旨い枝豆
16
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詠み人知らず
もぎたての 太陽ひとつ 器ごと 冷やせば汗も したたるトマト
19
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詠み人知らず
天見上げ 実った陸蓮根 小口切り まな板の上 プラネタリウム
5
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横雲
夏深み待宵草の遣る瀬無く木陰にありて指絡めたり
3
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只野ハル
バロックを聴く夏の朝クマゼミの通奏雑音付きだけれど
3
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ふきのとう
少しづつ孫守りからの解放に余生楽しむ術を探さむ
11
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浅草大将
楽廊にバッハはうめくあめつちの始めの光かくやあらむと
15
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紫苑
目を閉ざす小夜啼鳥をてのひらに包みおまへの歌うピエ・イエズ
6
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うめこ
何一つ思い任せず暮れる日の麦茶は温みうすまりてあり
10
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みやこうまし
血まみれし戦は遠き絵空ごと御門のそばに百日紅燃ゆ
11
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詠み人知らず
見上げれば月読命優しげに 悲喜こもごもを見守っている
8
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聴雨
端居して久方の月ながめつつ君詠むうたを待つ良夜かな
12
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詠み人知らず
さらさらと小川のせせらぎ冷たくて 遊んだ田舎の夏休みかな
11
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詠み人知らず
あふるるを涙とも呼べ人知らぬ魂すむ海より満ちきたるもの
20
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詠み人知らず
学校の解放プールに通い詰め 牛乳飲めば背が伸びた夏
7
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