名鈴のお気に入りの歌一覧
葛城
雨に陽にただ默々とタチアオイ花蕾さへ附け丈伸ばしゆく
15
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千映2
ほころびを繕いし糸切る鋏母の温もりいっしょに握る
10
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横井 信
窓際に若葉の揺れる木漏れ日も夏の暑さのまぶしいひかり
19
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うすべに
いいよねと花橘にあいさつを マスクずらせて香り吸い込む
9
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橘
アパートの玄関わきのハナミズキ白と紅とが半分に咲き
8
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可不可
食ひながらトイレどこか探してる 私が見える タワァパフェ
7
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つばす
散り際の八重の桜見上げれば 足元のタンポポ知らず踏みをり
5
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つばす
風薫るさつきが彩る赤緑 初夏の香りが心地よい
4
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滝川昌之
競馬場跡地に散れば櫻花 蹄鉄型の花弁を降らし
19
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ななかまど
愛猫が餌をねだりて媚びるときその時々の多彩な演技
13
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トウジさん
若松の矩は矯め見て小気味よしさても墨絵と捩じる老松
6
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御宿川蝉
新緑の輝きおどる山道を 歩けばむせる 生命の匂い
13
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へし切
みどり葉の数を言問ふ岩つつじ言はぬが花よと咲ききそふかな
17
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千草
人生には確かにあろう持って生まれた運も不運も当たり外れも
10
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桃山
引っ越しの業者の出入りも落ち着いてまた日常の静けさになり
5
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葛城
旅空の何處で翼は行き違ふ來るつばくろと歸る雁が音
12
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灰色猫
磨かれて石が綺麗になるように波打ち際を歩きませんか
15
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灰色猫
いつからか岩に座って潮風に打ち鳴らされる三味線でした
11
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灰色猫
傷ついた声なき声に傷ついて歌になったら聞いておくれよ
11
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灰色猫
この星のすべての風がとまったらうちわで君を扇いであげる
12
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