恣翁のお気に入りの歌一覧
もぢずり
かぐや姫も月より得たる幾年を命尽くしてのち去りたれば
8
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もぢずり
別れむとその支度終へ函館へ木犀のころ海を渡りぬ
15
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透子
寒いねと云ひ交はしても我がゆびは君に届かぬ距離で冷えたり
9
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透子
綴られし文字の並びに託されたあなたの紡ぐ世界を見たい
12
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大河千紋
花の名をたづね来てみよ盛りなるころも過ぎけり葛のうら風
12
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詠み人知らず
多分そう物憂い気分夕暮れは 明日の難儀に手が届くから
12
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光源氏
かたくなに己が定めを憂ふより限りある世を我が世とぞ思せ
10
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たんぽぽすずめ。
ひさびさの土砂降りが来て木の葉らも凛々しく霞む夏の真昼間
16
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すみ江
ストローをくわえるときのきみの癖思い出しては同じ様に噛む
1
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もなca
河川敷寝ころんで見る君と吾に祝福の如く降る大花火
15
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横雲
慈雨到り濡れつつくるる夏引のいとしき宵ぞ結びかねつも
3
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三沢左右
燃ゆるかに咲きたる花を売る店にかかる煙突の影細長し
10
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想野
夏空の木陰を渡る涼風のその先にある大阪の空
3
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芳立
燃えながら暮るるひと日にひとしれず咲きて終はれる稲の花かな
10
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ふきのとう
さわやかに葉月の朝を迎へれば空に響ける蝉時雨聞く
10
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かぐら
少雨降りかえればきみに似たかたの覗き込みたる池の蓮かな
2
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紫苑
爆心にいのちの継がれ六十年余この破れ船を神は嗤うか
16
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もなca
気がつけば我が身の丈を追い越して空あおぐ先に揺れる向日葵
11
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浅草大将
黙しつつ祈るこころはひろ島の空にうらみの浪や立つべき
27
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あさゆめ
残されて独り書を読む黄昏の思ひのかげをなれや知るらむ
5
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