詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
横井 信
ゆっくりと一歩踏みしめ立ち止まる弱まる陽射し差し込む小道
13
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夢士
満ち欠ける月影清か秋の声箏の音聞こゆ残月の曲
18
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へし切
夕しぐれ山路もさむき秋風に岩根の蔦や色かはりゆく
25
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灯
追い込まれる 良からぬことが あったなら 思いもよらぬ 落とし穴あり
3
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石川順一
木の枠にスズメ来て居る木の枠は広告失くし田圃に立てり
13
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可不可
薄雲が真綿さながら磨き上げ 青すぎるほど秋空もどる
10
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西村 由佳里
説明に分からぬままにうなずいてこれにしますと一つ手に取る
7
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滝川昌之
痩せ細る蔓に小さき名残り花 支柱に別れを告げる朝顔
22
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恣翁
格子戸の障子の破れに 囁ける風の音 やけに 耳に付きけり
21
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幸子
神、自然 体で感じ取りたいと人の本能が暴走をする
17
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煩悩
パンを海に浸して食べる朝焼けの似合う青い喫茶店
9
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コタロー
日が昇り大地の果ての隅々に烏の聲が響ゐて止まづ
7
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び わ
課題有りそれでいいのだ不器用な人生の道楽しく歩む
10
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コタロー
古びたる町の小さな野佛に野菊活けられ老婆が祈る
9
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コタロー
得るものも失ふものも何もない猫の背中に孤獨がひとつ
12
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舞
ゆく秋に色つみ更ける紅葉の時を悼みつ薄墨の雨
9
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夕夏
じょしなくばてにはをへないうたづくりかんじおんどくおくるかなしさ
4
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千映
尼寺の紅葉ライトアップされ若き尼僧の説明華やぐ
14
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詠み人知らず
翌朝に持ち越すなかれ痴話喧嘩墜落ニュース見る度思う
5
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横井 信
沈みゆく下弦の月に見送られ落ち葉を踏んで向かう病院
16
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