恣翁のお気に入りの歌一覧
光源氏
水無瀬山あかで別れし名殘とて忘れぬ戀と月やたゆたふ
9
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五穀米
滞ることなく過ぎる秋の日の雨の降る日はタイトを履いて
3
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たかはし
茫洋な未来に怯えた若者のぐしゃり、潰れた林檎と右手
3
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五穀米
大酒呑みママさんの書くブログには料理自慢の数々の皿
3
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モリタツ ヒノト
たらちねの母に付き添いバスに乗り九合目まで 何が登山か
10
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紫草
ベットわき脱ぎ捨てられたキャミソールおみな匂いし娘の小部屋
9
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きびなご
仏壇に 慣れぬ手つきで 花あげる 私に届く 下手くその声
3
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いちにのパッパ
抱き上げて行ってくるねを伝えれば叩いて返す子はまだ五歳
6
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詠み人知らず
祠にて柏手打って祈る順 いつもあなたが最初なんだよ
5
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遠井 海
出来心セルフヌードを撮影し己の醜態再確認す
3
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おかき
どろどろに煮崩れるまで愛されて焦げに気づかず屑になりゆく
5
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詩月恵
点線に降る雨の音 膝抱えタレルの部屋の隅っこで聴く
6
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みやこうまし
我死なば認知の妻を誰が看んこの緊張に励まされいる
13
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falcon
手のひらにこぼるるルビー遠き日の傷みを照らし秋の陽の没つ
10
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falcon
廃屋の柘榴は裂けて白壁に五十ミリシーベルトの傷の跡
12
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只野ハル
ひとり観る無声映画の傷の雨ハッピーエンドの恋などないと
2
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うさぎ
恋愛で初めて泣いたあの夜を缶チューハイで飲み干した朝
4
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あき
灰皿へ愛をひとつぶこぼすたび壁の写真が色褪せていく
10
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詠み人知らず
先行すテールランプが流れてる 路面の雨よ過去へと続け
10
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舞
遊廓の名残をのこす路地裏の暗き酒場に背をならべ酔う
5
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