KENのお気に入りの歌一覧
へし切
孫の名を三度重ねつ ハッピーバースデー 口ずさみつつ手洗いしおり
12
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柊+
満ち満ちて凪の桜の道ゆかば あるなしの風 花びらを連れ
12
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滝川昌之
エルメスのスカーフごとき優雅さで山肌覆う若芽葉桜
16
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横井 信
無人駅 脇目もふらず過ぎてゆく列車の風に舞い散る桜
14
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ななかまど
動かずに祈り来る人見守りてわれは老いたと公孫樹の仏
9
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名鈴
家の中 親と子何れが 王従者 傅かれたり 急き強ひられたり
6
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横井 信
あしたには舞い散る花もあたらしいひかりあふれる弥生の終わり
17
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へし切
コロナ禍に会議は踊る決められぬ自粛を願う政策ばかり
13
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音弥
蔓延はわずかな慣れが引き起こすロックダウンで思い知るべし
8
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滝川昌之
式とせず紹介のみの新人たち息吹を吐けよマスク越しにも
15
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恣翁
夜を穿つ雨垂れの音の尽くれこそ 昼月白く 桜花に懸かれ
19
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名鈴
言の葉を 身に取り込みて 古人に 今語らする かんなぎの業
14
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滝川昌之
白線が引き直されて年度末スクールゾーンは準備完了
18
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へし切
櫻木も青葉ちらほら夏模様 笊そば並ぶコンビニの棚
16
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横井 信
満開の桜を見上ぐ人もなく共に歩くは十六夜の月
13
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蔓葵
木の下を散りゆく花の白雪に忘るる春もありとこそきけ
13
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音弥
ウィルスの感染経路の根源を解明すべし根絶すべし
11
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ななかまど
まあいよし線路の継ぎ目にまどろみて春の桜に今日の旅終ゆ
13
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武蔵野
サステイン もちろん持続 可能な気 蘇るとき 歴史に気づく
7
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名鈴
仰ぎ見る 星に指の 触るるかと 思へど虚し 夢より醒むれば
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