恣翁のお気に入りの歌一覧
紫苑
あかつきの正義は銀の弾となり撃ち抜く蒼き闇とかなしみ
18
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大河千紋
枝垂れゆく祖母の背中で木漏れ日のゆらゆら揺るる小春日和かな
28
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聴雨
涼風に野辺の花よりこぼれたる白き月の香ものさびしかり
16
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桜園
仲秋の名月愛でたし今宵だに野分きたりて月も出ぬらむ
16
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夏恋
オフの日は縁切り寺に通いますゴミ屋敷からあの夫から
1
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五穀米
肉饅を頬張り笑顔湧き出でてなんと無邪気な大人の時間
12
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桜園
コスモスの花に囲まるる田圃道亡母と花摘みし日々のなつかし
16
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まがね
台風が散らしていった木の葉達その色の中に秋を見つけた
5
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なんた
衣替えの朝に秋風冷たくて しゃんとしろよ と 頬をなでゆく
1
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falcon
月光に憂愁匂ふうるはしき野菊ひとむら乱れゐたりき
12
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南 骸骨
環七の分離帯にてすすき揺れ東京僻地は潮の香が満つ
18
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五穀米
非通知の電話の鳴りてすぐ止みぬ確かな時間に揺らぎは来たり
4
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いちにのパッパ
チビ太きてチビ子きてあと君もきて「おかえり」がある今日は吉日
6
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いちにのパッパ
「梅ちゃん」の一人勝ちですこの時間パパは独りで玄関を出る
7
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五穀米
人の輪の煩わしきと思いては二人単位の席渡りゆく
6
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只野ハル
片持ちのカーポートの屋根揺らし木の葉を散らす台風を見る
1
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只野ハル
実る田の畦道に咲く彼岸花雲なき空を背景にして
6
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葛紗
不発弾抱えたままの恋心いっそ打ちのめされてみるかい?
2
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みやこうまし
歌を練るベンチにふわり赤とんぼともに首ふる透明の宙
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粕春大君
枝葉ちる小庭に出ればすず風のりんと響けり十六夜の月
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