恣翁のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
先生が教えてくれた草笛を 三十年後に子等に教える
18
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ふきのとう
夜も更けて生きの証と鳴く虫の澄みたる声を枕辺に聞く
11
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七霞
秋空に真一文字を貫きし飛行機雲に添ひて翔ぶ鳥
4
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詠み人知らず
珍しく食欲のない数日に 鼻水垂れて あら風邪と知る
8
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もなca
穏やかに秋陽さしたる山寺で君と見つけし木の実の朱色
11
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桜園
木漏れ日の差しくる山路に倒れ咲くあざみの花の淡き紫
17
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なんた
無防備な笑顔向けられチクッとする今 別の笑顔思い出してた
3
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雲居の月
世の中に枯れぬ花こそなかりけれされど咲かぬはあるぞ悲しき
14
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南 骸骨
鉄の味する水蛇口より飲みし廃校となる廊下が光る
6
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紫草
満月を過ぎて欠けたる月は問う「完璧でない私でも好き?」
19
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まるえふ
自ずから救われようとせぬ者にどんな言葉をかけても無駄だ
16
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詠み人知らず
色褪せた古書を手にして若き日の想ひを辿る家事の合ひ間に
11
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枝戯
赤信号青に変わりて人の寄せ引きて歩道の白ぞ残れる
1
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春声
野分過ぎ雲一つなき青空の虚無の広さの心に似れば
4
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みやこうまし
雨の日は歌に興じて無聊なる時より脱し心を満たす
8
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舞
酔うほどに問わず語りの思い出が愚痴となるまえ眠れ男の子よ
12
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七霞
その名聞けば紅らむ笑顔思い出す澄む空高く咲く酔芙蓉
3
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五穀米
スーパーの袋を提げて六分の道歩むとき秋は今此処
3
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五穀米
クマン蜂庭園に咲くコスモスのひとつひとつを慈しむごと
5
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五穀米
席取りを争う気配知らぬふり常連なれば先をゆくのみ
1
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