恣翁のお気に入りの歌一覧
只野ハル
戦力外と告げられた選手の俯く影が伸びて行く先に
1
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只野ハル
地方紙に包まれた土付きの有機野菜たちが友より届く
6
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みやこうまし
道行けば花の匂いが降りかかる金木犀の甘き誘惑
14
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ふきのとう
芦原から梨を買うてと訪ふ人は姑の思ひ出しきりに話す
14
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ふきのとう
風邪をひき元気なき子に添い寝する吾に重なる母の思ひ出
17
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falcon
和服きて日傘かたむけ微笑めば君の周囲は秋晴れとなる
10
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falcon
ベランダに煙草ともして人生がただ寂しげにうずくまっている
15
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光源氏
松の戸を幾夜も風はおとづれぬさびしき秋の蔦のもみぢ葉
17
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五穀米
鐘竜館なる不可思議な宿屋あり紛い物らし偶像飾る
2
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遠井 海
旨そうに梨食う君は五年前0・2ミリの点だったのよ
12
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坂本雅則
婚礼を挙げる新婦の晴姿男泣きする新婦の父は
1
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横雲
秋晴てそよと色なき風わたり光も音もひとつに澄めり
14
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詠み人知らず
人生はやり直しきくものなれど 一から出直し許されますか?
12
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五穀米
落ちるとう言葉の響きに憧れて恋の熱さも知らずに青春
12
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紫苑
吊るしとふことばにはつかさげすみの色をまじへておうな笑ひき
9
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紫苑
自裁なとなかりしごとく五分のち山の手線は彼の地を過ぐる
6
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詠み人知らず
金木犀待つてましたと匂ひたちあれこれ過ぎる遠い記憶が
4
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聴雨
一抹の風詠むひとの歌にきく花かげ白くにほふ秋かな
17
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団右衛門
おむつ替え 声にならない ありがとう チューブの先で 息震わせて
7
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春琴
出会うのが もし早ければと 君が言う 別れ切り出す 枕詞に
3
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