恣翁のお気に入りの歌一覧
田中ましろ
壊さずに抱きあうなんて繊細な力加減はできそうもない
30
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せいか
腎病みの浅黒き顔地下鉄のドアに映りて君へと駆ける
4
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ケンイチ
吹く風の寂しさを身に蓄えて空となりたし遥か来し方
9
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向日葵
おぼろげな記憶を辿り柔らかな背を擦りつつ唄うメロディー
7
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向日葵
明け方の授乳を終えて訪れる自由と言うには足りない時間
10
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はな
セックスをした昨夜より昼ごはん食べてるきみを見て、今せつない
5
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リンダ
離れぬよう縄につながれ夫婦岩きゅうくつなのは我だけと知り
4
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菫
友人の帰りし後に訪れる寂しさやらと仲良くなりつ
4
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りも
秋雨の纏はり附きしこの夜に何を思ふのもしあなたなら
2
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紫苑
眠りゐる町にし蛇の赤き舌這はせば闇に響くサイレン
7
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いちにのパッパ
半年も放っておいた罰ですか十月初日のネクタイはきつい
5
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只野ハル
不満と言うほどでないが物足りぬ日々が流れてため息ばかり
4
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あき
損得をぜんぶ勘定したあとにあまったものを愛といいます
21
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詠み人知らず
深々と降らせる嫉妬の箔粉に 君は埋もれて動けなくなれ
11
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浅草大将
草のうみ霧の白なみ朝なげばつゆのそこなる花も見えつつ
11
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紀一
恩を知り恩に報わん意気込みを胸に抱くも足は動かじ
5
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赤石仙人
煎餠へ群がる親鹿横に見て子鹿は藪に隱れ入るなり
5
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まがね
夏至を過ぎ軌道は秋を指し始め釣瓶を海に落とす夕暮れ
6
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詠み人知らず
芸術と口にするのも憚られる不満に愚痴に怠惰に悲しみ
7
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桜園
わっしょいの声と太鼓を響かせて子供だんじり町練り歩く
11
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