恣翁のお気に入りの歌一覧
遠井 海
どこでもドアでいちばんはじめに来た男に突き刺されたいああ排卵日
7
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春琴
賑やかな 街佇めば 尚更に 心冷えゆく 秋の深まり
2
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春琴
ふと開く 思い出の品 眠る箱 まだ君をここに しまえずにいる
4
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桜園
秋深み風の冷えきし夕べにはおでんをたいて家族を待てり
17
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もなca
ひっそりと秋訪れて届かない想ひの底に残る埋み火
11
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せいか
歌舞伎町ラブホとヘルスに挟まれて頑固に建てる「天然果汁ヲ作ル店」
6
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住川幸
ベランダの蝉のミイラを片付けて過ぎた季節にさよならをする
4
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七霞
寒き夜は干した毛布にくるまりて君を想ひて少しだけ泣く
7
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たんぽぽすずめ。
もう二度と来なくて良いと告げられた重い気持ちに合わす曇天
16
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希
とりどりのコスモスになり揺れること許されている母の庭では
6
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桜園
栗の実にあけび表に飾るれば訪ねくる人秋を楽しぶ
15
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詠み人知らず
雑草の積極性としつこさを 現代男子に植えつけたいね
17
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夏恋
女房が見限ったら立ち往生無用で惨めな威張りん坊さ
3
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夏恋
我が親の介護も女房に丸投げか呆れ果てた甘ったれめ
3
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南 骸骨
口紅の色変えたことわかってて「なんか変わった?」としか言えない
2
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笑能子
様々の人の泡沫余所にして金木犀は淡々薫る
2
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夏恋
わたくしはあなたに養われるだけの存在なのかと仰っしゃって
3
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まがね
カーディガン羽織り見上げた空の色夏の名残のキュウリをかじる
11
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紫苑
さしまねく白きてのひら野のすゑにひと待ちがほのコスモス揺るる
10
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裕二
こんなのはわたしの好きなわたしじゃない くしゃくしゃにされ濡れたハンカチ
3
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