恣翁のお気に入りの歌一覧
浅草大将
海暮れて秋ひとしほの侘しさよ色なる浪にこころ染めては
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南 骸骨
白衣から骨浮く胸が絞り出す「おまち」の声が暖簾を揺らす
3
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きびなご
どうしても テレビが消えぬ さわぐ母 消えるわけない それは子機だよ
4
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南 骸骨
野菜など生涯食わぬと言い放ちうどんの薬味を草と呼ぶ君
3
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うさぎ
ふわふわな布団にぎゅっとくるまってお昼まで寝る休日が好き
2
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詠み人知らず
忘れたい記憶がふいに棘を生み 優しいうたが今日も詠めない
13
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紫苑
沈黙の粒子のおもく沈むとき汝が手はやつと完骨に触る
10
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紫苑
ひとけなき団地の隅の公園に錆びた遊具はまはる からから
9
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夏恋
久々に会心の出来で型を決め努力の型と師範の言葉
5
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南 骸骨
ショール掛け送り出したる母の首振り返らないと知りつ手を降る
4
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いちにのパッパ
結論と根拠を示せなんてこと妻に言ったら夫は失格
5
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聴雨
風のなか流れゆきたる日常を歌と云ふ名の付箋で誌す
14
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詠み人知らず
子供ほど無垢から遠いものはない たぶん不惑で半分天使
13
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由良
立ち読みに夢中になって日が暮れて星を背中に家路を急ぐ
4
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とまと
昨日までここにあったぬくもりを 冷えた肩で抱きしめる朝
3
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さっきー
日曜日つけっぱなしのラジオから追い立てるように聞こえてくるジャズ
7
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もなca
爽やかな冷気の中にふんわりと金木犀の匂い立つ朝
7
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由良
立ち読みに夢中になった日の家路夕焼け空に見送られてる
3
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南 骸骨
落ち葉焚き子供たち寄せ白煙の奥に潜みし銀紙の正体
8
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南 骸骨
秋なのに実を付けぬ木が校庭のジャングルジムに影だけ落とす
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