恣翁のお気に入りの歌一覧
五穀米
珈琲の苦きは昨日一昨日の己が不実を知らしめる如
10
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遠井 海
配られて財布の中で身を潜め当て無き出番を待つカードたち
6
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いちにのパッパ
一字ずつ点呼のごとく声だして五歳は一つの絵本を読みきる
4
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みやこうまし
秋空に向かいて咲ける青朝顔アーチかけたり花壇の際に
6
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てらこや
帰り道 遠回りなのはわざとです できるだけ君と長く居たいから
5
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聴雨
おほらかに背を抱かるる心地してふと眺むればやはらかき闇
15
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真如
ひとすぢの 雲のゆくへは いづこなる 終の地染めて 燃ゆる夕映え
6
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ふきのとう
早々に沈みゆく日を追いかけて犬と歩める秋色のなか
15
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村木美月
高速は渋滞だった 果てしなく続けばいいと願った夜更け
13
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更紗
茜射す秋の夕暮 吹く風にふと振り返る 人恋しくて
4
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詠み人知らず
地図上の距離より遥か遠くある壊してしまったあなたの心
1
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紫草
触れるたび摘みたて春菊しおれゆく本来草花は人嫌いらし
7
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村木美月
とめどなく涙落つ日も燃えるゴミ燃えないゴミを分別している
16
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庭鳥
みたままを詠む歌つよし凍りつく北風のごと我が頬を打て
16
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たんぽぽすずめ。
一発に命を懸けるライフルの如く魚を待てりあおさぎ
18
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falcon
教室の窓から投げしヒコーキの紙の翼に夢を乗せた日
6
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舞
味噌汁の椀一杯の温もりの優しく沁みる朝餉にも秋
27
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もなca
傍らに君が寄りそう心地して金木犀の香に包まれる
14
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五穀米
テーブルのコーヒーミルの重厚な鉄の存在感リアリズム
6
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詠み人知らず
温かい手が喜ばれる時期なれば心に灯つけてあげたい
6
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