恣翁のお気に入りの歌一覧
横雲
夕さりて並ぶ灯しの陰祭り途切る囃子に秋を惜しみつ
2
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横雲
偲びつつ歩むや尾花光り揺る空行く音の澄み渡りたり
1
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桜園
山からの冷たき風に震えいし木犀手おりて花瓶にさしぬ
11
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桜園
大き蜘蛛ふすまをのそり這ふていき止まりし蝿を瞬時につかみぬ
9
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詠み人知らず
朝早く愛を語らう雀おり ぬくぬく陽気の日差しを浴びて
7
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もなca
足もとに撒き散らされたオレンジの小花はらはら雨上がりの朝
9
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もぢずり
五年前汝が居たるゆえ懐かしき異国より戻る露草の庭に
3
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市川ありさ
ヤクルトが飲みたいという母のため優しく剥がすヤクルトの蓋
5
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光源氏
いにしへを何と偲ぶや草衣仮の世に咲く花を求めて
14
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希
神様のかたちを知らない手のひらで確かめているきみの輪郭
7
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紫苑
背中からふと抱かるるここちせり木犀かをるしののめの道
13
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もなca
道の端で濡れてうつむくコスモスに冷たき雨のなほ降りやまず
12
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五穀米
巨峰買いその粒二つに切り割りて種を取りだしジュースにしよう
2
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芳立
学ばむと宣りしばかりの少女子を撃てるは神のしもべならめや
7
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ハル
衣替えジャケットの右ポケットに君と出かけた店のレシート
33
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いちにのパッパ
三食のうちのディナーを断つごとし三連休の三日目の出社
3
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みやこうまし
雨の音激しき中に救急車のサイレン響く朝の憂鬱
11
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ふきのとう
仕事終へ雨に濡れつつ帰る道金木犀は我を癒さむ
17
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団右衛門
細い肩 そっと抱えて ベットへと 腕に伝わる 確かな温み
3
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桜園
育てきし茗荷苗叔父にわたすとき我が子をよそにやるここちして
13
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