恣翁のお気に入りの歌一覧
なりあきら
北風が ひとたび止んだ 雲間から 光さやかに 見える春かな
7
もっと見る
しらず
吹き抜ける春の嵐よ街々に交響させよクジラの歌を
3
もっと見る
兎桃
新しき須屋にもられた供具一つ烏くわえて風に飛び行く
1
もっと見る
兎桃
何気ない日々の話を語れるに味わうように聞く人かなし
3
もっと見る
痴光山
ウオーキングする春寒の土手の脇 冬ざれを染め初む「仏の座」
8
もっと見る
兎桃
燠を察て焚き付け重ね気道とるころさぬように火の息をよむ
3
もっと見る
朝野沙耶
融雪に冬の終わりを告げる仄暖かい風 春の始まり
15
もっと見る
横井 信
強風に押し戻されてゆっくりと川の向こうを目指して歩く
12
もっと見る
音蔵 雅秀
グーグルの衛星写真で訪ぬれば 幼時の町 面影も無し
3
もっと見る
うすべに
降りやまぬ雨のしずくにひとりごと 追えばよかったあの人の傘
16
もっと見る
睡密堂
刃のように研ぎ澄まされていくこころ東雲の空春まだ浅し
9
もっと見る
仙人の弟子
毛筆で短歌したため香を焚き雨降る庭に移り香かおる
7
もっと見る
まほろ
貝殻はいのちのかけらと心得よ冬も終わりの海のきらめき
7
もっと見る
横井 信
畦道に土筆がそっと顔を出す摘んだ指に香る春風
16
もっと見る
うすべに
よろこんで食べるようすがうれしくて つい摘みすぎた早春の草
12
もっと見る
艸介
白に澄み青に透くよな冬の香に パステルを塗る春が嫌いだ
13
もっと見る
音蔵 雅秀
口を開け両手拡げて風をきく この子は二十歳 幼子のまま
3
もっと見る
横井 信
在宅の仕事をやっと片付けて滲んだ月のしずかに浮かぶ
14
もっと見る
こぐまじゅんこ
ばあちゃんが作った絵本をさっちゃんは何度もめくって読んでとせがむ
11
もっと見る
睡密堂
くれなゐの八重の椿の花首が落つまたとない晴れやかな日に
13
もっと見る
[1]
<<
14
|
15
|
16
|
17
|
18
|
19
|
20
|
21
|
22
|
23
|
24
>>
[2559]