ケンイチのお気に入りの歌一覧
ななかまど
松の芽は季節剥がしてひとすじに競い立つなり天にベクトル
13
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こうは
雨降りも鳥はどこまで飛ぶのやらあの山の背に何があるのか
7
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名鈴
幼けなき 声で健気に 唱え居り 「うがいてあらいおうちにいよう」と
13
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夢士
ヒナゲシの風に揺られて五月空コロナ禍のなか街に人なく
9
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こうは
天原に向かつて鳴くかこの鳥は神にもきつと屆ゐているはず
7
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ryotak
天の原に放たれ行けば 相模原JAXAの室に送るイトカワ
7
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桜田 武
雪原に兎の跡追いし幼き日今まぼろしの故郷の山河
7
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西村 由佳里
日常よそろりそろりといらっしゃいそしてどこにも行かないでいて
8
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恣翁
植え込みの陰なる風に 睡たげに揺れて 合歓こそ 紅を刷くめれ
17
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ななかまど
家住期を推敲せんと思えども言葉の足りぬ林住期かな
8
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滝川昌之
石垣の石間に咲いたノアザミの永き重みににじみ出す蒼
16
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名鈴
恐ろしき 風病を避けて 籠り居るに 家さへ揺らば 何処へ逃ぐや
13
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河のほとり
ほととぎす昔の声に鳴く頃はまたい寝られぬ夜ぞかさなる
7
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滝川昌之
マンホール蓋に彫られた藤の花 見上げ見下ろし「市の花」の時
13
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ななかまど
おおどかに早苗のうえを渡る風のらくらとして夏の香りす
9
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滝川昌之
千もない数羽だけだが祈り折る鶴に吹き込む君へのエール
16
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ななかまど
放棄田に人耕した跡のこる畔の形につめ草の花
13
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ryotak
文字の端はダブりにけりないたづらに我が目歳経るメガネせぬ間に
10
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つばす
鬱屈の心に届くノクターン 心癒され空虚が満ちる
4
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名鈴
長らへて かつて聞かざる 仇に怖づ 頼む人さへ はかなく悲し
10
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