佐々一竹のお気に入りの歌一覧
螢子
白銀も黄金も玉もなんとせむ子てふ宝や母として生く
15
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紫苑
とらはれの白鳥のごと見はるかす丘の麓に辛夷群れをり
9
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紫苑
風の鳴る余寒に髮のほつれをりそを撫でる手を我持たずして
11
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たんぽぽすずめ。
朝焼けに雪のほつれる恥じらいの吐息で光る神楽坂なり
13
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薫智
生きてると傷つくことが多いけどそれは自分を磨いてるんだ
30
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杏子
叱責を 受けた人のように 陽が当たる場所から うなだれる雪
15
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紫苑
春浅き日なたにありて雪の匂ひまとへる文を読むぞうれしき
11
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悠々
たのしみは雪ふるそらを仰ぎつつ明日の青空おもいみるとき
24
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ほたる
苦しくて歌にも詠めない傷がある。雪が降っても、桜が咲いても。
32
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薫智
それぞれの想いが絡みあいながら生きる人生触れあっている
13
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山本克夫
風見鶏が南をむきそうな日だ自転車のペダルにちからいれて漕ぐ
7
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山本克夫
海岸に椅子をおいてゆくやがて背筋をのばすイルカのために
3
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庭鳥
泥水に足を沈めて白鷺は餌を掻き出す寒風のなか
14
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紫苑
深みゆく雪に溺れむをんなみちしろき肌に結ぶくれなひ
13
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紫苑
羽ばたかぬかげ曳きて飛ぶ猛禽をつつめる春のかなしきひかり
14
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紫苑
残雪の黒きよごれは醜くもあはれマスカラの滲みにも似て
8
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紫苑
寒空に鬼は哭くらむ豆投げず鬼は外とも言えぬ子なりき
12
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紫苑
己が裡見えざるままに饒舌を罪とおもへり梅の香をきく
10
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紫苑
恋すてふ血いろの火の穂吹く風にかをる紅梅春に抱かれむ
12
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詩月恵
春待たずひっそりと咲く寒桜 きっとあなたが見つけてくれる
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