詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
KEN
山寺の 榧の根元の こぼとけの ひとつに溶けて 夜を明かしてむ
12
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うすべに
夕焼けに浮かぶ影絵の愛宕山 ほっと息つく京のまちかど
11
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恣翁
仄暗き翳を作りて 小庭なる青葉項垂れ 雨を待つらし
16
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もみじ☆彡
橘の 散りゆくさまも つつましく 香はとどまりて 花散里に
11
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うすべに
わすれ草 一夜の夢もなつかしく 古びたきみの詩集を開く
9
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横井 信
ゆっくりと駅まで歩く道のりはメダカの泳ぐ田んぼがひかる
11
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KEN
波の間に 迷ふ小舟の 燈りかな ざわめく槻を 渡る朱の星
12
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滝川昌之
存在を消せる資質が大切と司書はいつでも小声で話す
20
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青き銀椀
せつなさの夢のあとにも想はるる露ひとしづくすくふ指先
12
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松本直哉
おのおのがしろく小さき十字架を負ひつつ咲けりどくだみの花
6
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へし切
夕暮れになほ色まさるあじさゐの四葩の露にうつす月影
16
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横井 信
目覚めれば雨の香りの残る朝さっぱり切った髪に吹く風
15
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うすべに
五月晴れ 読経の声も空抜けて 緑にそまる礼堂のゆか
8
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KEN
深緑 搾る風吹く 山陰に ひとつふたつと 夕菅の花
17
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滝川昌之
風が告ぐ雨季の近さはYシャツの張り付く腕の汗に紛れる
15
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煩悩
鐘がやむまでに急いで穴を掘れウサギが巣穴を失う前に
6
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横井 信
水無月のにわか雨にもゆったりと足をくすぐる柔らかな草
13
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横井 信
路地裏にひっそり咲いた紫陽花は風を見つめてじっと濡れてる
16
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KEN
水無月に 殘る根雪に ほのぼのと 白きほむらは まだ燃ゆるらむ
13
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うすべに
夏椿こぼれて落ちる夕まぐれ 地蔵の影に沈むあじさい
12
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