KENのお気に入りの歌一覧
横井 信
里山の淡いひかりに動き出す師走の朝の通勤列車
10
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舞
惚けた母「なぜ、出来ないの」叱る娘の言葉に沁みる哀愛のある
11
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茂作
霜柱蹈み入る足も迷ひけり ほどなく消へる命なりせば
14
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敦希
手袋を忘れたふりの手スタンバイ 入念に塗るリップクリーム
9
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ななかまど
いつまでも政治は金と永田町数は力の過信の果てに
16
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うすべに
声かける クリスマスねとセコイアの小枝のさきの茶色の鈴に
14
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滝川昌之
助手席の君から寄ってくるのなら右急カーブが続いてもいい
23
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へし切
来し方を思へば淋しい年の瀬に こころに残る母との別れ
16
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舞
人生と一人相撲す頃は過ぎ折れたつばさに見た夢偲ぶ
12
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ながさき
年末の 大掃除する 時が來た 腐臭漂ふ 永田町から
11
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新座の迷い人
念力で 妻の病を 治したや念力なき身 悲し事かな
41
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茂作
乙女子のややも仕草のおとなびて 父と歩むを恥ぢる頃かな
16
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ななかまど
北風にゆれる桜の木末にははやも生まれる冬芽の息吹き
17
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へし切
僕たちは 普通の暮らし望むだけ 倹しく暮らし ただ健康に
12
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滝川昌之
譲れない席をいくつか知っている例えば老婦の膝で寝る猫
22
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うすべに
ほっとしてひといきつけば 淋しさに落ち葉をたたく冬の雨音
15
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横井 信
冬枯れた河原の道に揺れている丸く膨らむツバキのつぼみ
14
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うすべに
佐保川のさくらの空もひろがって きらり輝くこざかなの腹
12
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滝川昌之
ユザワヤで毛糸玉など選る女性は誰のハートを温めたいのか
19
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うすべに
もがりぶえ ほそい小枝にしがみつく葉とみまがうもひとひらの蝶
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