金木犀のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
思い断ち 繁吹くことなき泥沼に 落とせし小石のごとく 沈めよ
17
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野々花
降りだした雨が心に溶け込めば紫陽花色に街が色づく
16
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舞
酔い帰る足音のみを供として明日また同じ日を過ごすため
9
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び わ
「がんばって」吾(わが)難聴をきづかいて介護受けつも優しき彼は
10
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野々花
日陰でもそっと寄り添い生きてきた三十余年の年月の中
24
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inosann
「テレビ欲し」と病床の父を困らせたあの日吾を今も悔いてる
19
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ことほ(言祝)
土に触れ優しさ感じる子供らは収穫の日に思い巡らす
6
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まあさ
こんなにも 爽やかな風が 今日吹くと 昨日の私が 知っていたなら
22
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安井シンゴ
シャッターと重い扉を閉めましょう 今日と明日の宙を漂う
7
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tasuku
癒されぬ思いを詠みて破り捨つ老いを恨みて月を見上げん
8
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夢士
今日の昼ランニング止めランチ食うカレーライスでまたも大汗
18
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沙久
どこへでも不安がついて来るのなら不安と徒党を組んでみようか
16
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沙久
神様に誘われたんだ「楽じゃないこちらへ君もおいでなさい」と
15
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中野美雄
土手の野薊おぼろおぼろと赤紫の首垂れれば葭切さけびぬ
6
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リクシアナ
リラ濡らす薄紫の五月雨の冷たさ纏い待つ昼下がり
29
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恣翁
顔蒸せど 床屋の操る 逆剃りの剃刀 当たる頬ぞ冷たき
14
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詠み人知らず
川重のバイクを鳴らす革ジャンの 老いた主張が 黙殺される
21
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へし切
君が逝きむなしく過ぎる侘びし身の言の葉なくて梔子の花
35
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石川順一
暗闇で無類の弱さを発揮する我がデジカメを愛しく思ふ
12
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灰色猫
未来という時間の果てにある城は一人きりでは築けないもの
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