詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
恣翁
秋風に靡く暖簾は 送る女の 翳りし眉を吹きにけるかも
20
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Chico
蝉時雨 滿ち充ちて尚 伽藍堂 鳴けや ひぐらし 身の赦すまで
29
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舞
こわい夢見たとつぶやき吾が指をさぐりて握り妻また寝入る
13
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KEN
ぬばたまの中空走る龍の神祈る姿の穗を照すかな
13
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詠み人知らず
夜は果て 一人の闇を楽しむは 日の見えぬ内 悪さの一つも
4
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へし切
名にし負ふ 技術も 夢のまたの夢 文殊の知恵も実らぬままに
21
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詠み人知らず
本棚へ置かれた手紙に記された 甘い匂いと 酸っぱい味覚
5
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横井 信
単線の反対列車すれ違う駅に流れる鈴虫の声
10
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ひよこ豆
雨の夜は月の光も見えなくて嘆く窓辺に隣家の灯り
17
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石川順一
手間暇がかかればキャベツロールうま昼餉のまずさを帳消しにする
10
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詠み人知らず
有り余る黒い言葉を吐き出して白いわたしを召還したい
3
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滝川昌之
嫌ならば行かなくていい学校と君の命は比較できない
25
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キイロイぴよ
切なくて泣きたい時は泣けばいい素直なことが人間だから
7
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詠み人知らず
時差で識る傷は何処からかまいたち優しい声で嘘をつくひと
8
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バロンマン
自転車に併走するや銀蜻蛉一期一会の友となりしか
16
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荒野のペンギン
朝露に濡れた空気がひんやりと頬をなでゆく秋の訪れ
11
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KEN
りんどうをランボー詩集に綴ぢた君思ひ返して秋雨の道
15
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横井 信
蒸し暑き残暑の夜に迷いつつ一歩踏み出し虫の音を聞く
13
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詠み人知らず
やりきれぬ思いと痛み回避して脳が記憶を書き換えている
8
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へし切
淋しさで孤独のグラスは満たされて 仕合せなんて もう 入らない
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