雪柊のお気に入りの歌一覧
滝川昌之
美しい詩人の歌は手折らずに狭庭に届く囀りと聞く
28
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滝川昌之
二軒目のバーに忘れたストールを取りに行こうか買うが安いか
19
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へし切
こごり立つ土をもたげた霜柱 踏まず能わず 年甲斐もなく
20
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石川順一
暖房を付ければ共湯も激しくて北斗の拳の懺悔と思ふ
12
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滝川昌之
散髪の予約を入れて書き込めば打ち止めとなる今年の手帳
23
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千映
テンションの高き母には胸の内「抑えて抑えて」私疲れる
10
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千映
顔知らぬうたのわ人の優しさに凹んだこころ少し膨らむ
17
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千映
蔵王産太っちょ大根乱切りの煮物はきっと母は喜ぶ
18
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へし切
世の中に常なるものの無かりけり 原発 国防 安全神話
23
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へし切
淋しいねこころも老いしこの身にはジングルベルが届かぬ十二月
24
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千映
喘息の息子に効果覿面の剣道すすめた夫に軍配
19
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詠み人知らず
報われぬ道歩み来し吾が母の小さく見ゆる背中ぞ哀しき
16
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林林
私を疫病神と見る人と同じ電車だ隠れ蓑の術
19
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只野ハル
暖房のない部屋のワインが適温なので今夜も呑んでいるよ
7
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藍子
ファミレスの一人ご飯の日常も慣れてしまえば寂しくも無く
11
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秋日好
物の名をこの手にのせて撫でてみる重さ哀しさ痛みに温もり
21
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舞
記憶する君の面影変わらぬに哀しかるべき吾が老いの影
12
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秋日好
こつこつと創れるものを作りつつ歩いていこう残らなくても
21
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沙久
死はいつも私の側にいるだから触れてみようか死神の鎌
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沙久
長いとも言えるし短いとも言えるあまたのお歌に幸あるように
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