野々花のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
ゐるうちに だんだん遠慮のなくなりぬ 脱ぎつる服も 散りぼふままに
27
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詠み人知らず
脳髄に 響きて染みて 心ごと 溶かさるるがに 熱き言の葉
21
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只野ハル
梅雨なのに今日も晴天紫陽花は皐月のあとに不安気に咲く
26
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詠み人知らず
燃料は二千気圧で噴射され 滑るがごとく 走るディーゼル
19
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コタロー
爽やかな六月の風飛び乘つて世界の果てへ吹かれてみたい
21
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夕夏
あなたへのうすれるおもいかなしけりわたしじしんのそんざいのいみ
10
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灰色猫
線香は燃ゆる時より生涯を全うするごと清ら燃え尽き
25
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灰色猫
眠りという静かな別れ寂しくて母の寝言に言葉を返す
28
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へし切
梅雨入れば目には紫陽花あやめ草 君と眺めたあの夏空の下
23
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千映
繋がらぬパソコン眺め溜息が頭の真ん中うたのわがある
11
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沙久
現実を生きて味わい血を流しそして世界を織り成してゆく
17
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沙久
君のこと「平気だから!」と言えるまでもう少しだけ好きでいさせて
22
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みやこうまし
一人居の我に許さる楽しみは歌を詠むこと梅雨曇る日も
20
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舞
写真には父に抱かる子の笑顔こんな無邪気な我であったか
17
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小西
半額の寿司を買へども醤油無し 頬を伝ひし涙で食へり
8
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千映
絹のよな雨に当たった皐月花花弁に哀し涙の痕が
16
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藍子
いくらでも持って行っても構わないそこに藍子の二文字有れば
13
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へし切
くれなゐに燃えなば燃えねひとさかり末摘花の身にはあれども
29
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沙久
友からのメールが沁みる帰宅中揺れる電車で涙も揺れる
21
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只野ハル
ドクダミの根ットワークを断ち切るぞ立てたスコップゴム長で踏む
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