速魚のお気に入りの歌一覧
恣翁
歌声を発し 干したる斗の酒の 朽ち木折るがに心を洗ふ
18
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ながさき
祈り、とは 人間のみに 許された 尊い行為 天地を貫く
19
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ながさき
故郷の 街の姿は 変われども 山は変わらず 海も変わらず
24
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ながさき
思ひ出の 場所が消へゆく 寂しさよ まして故郷 離れし人には
35
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詠み人知らず
逝くまえに目で会話した父さんと 同じかたちの指を見ている
40
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詠み人知らず
雨靴でそろりと入る水溜まり 満足そうな あの子はわたし
65
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守乃みさと.
スニーカー蹴って駆け出す屋上の五月の風は翼をくれる
43
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林林
三枚の布団に四人雑魚寝する狭いけれども楽しい我が家
115
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林林
塩と梅その愛深くまろくなれ瓶底を持ちゆつくり回す
19
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林林
あの人が今日遠くへと旅立ちます 空よ 星よ お守りください
30
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咲耶
「皆の者、降りよ!」と心で念じると一瞬王様天王寺駅
11
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三日月
散りてなほ落つる池に広がりぬ 花も心も 揺るる揺るる
12
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亜貴
夏の陽にかざしたビー玉くらいにはきらきらしてる。思い出だから。
11
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ながさき
偏見と 差別の心 哀れなり 色が黒くて 何故に悪いか
18
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ながさき
九州の 小倉と言えば 松五郎 祇園太鼓が 夜空に響く
20
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成瀬山水
いつからか眠る時間が長くなり今日もひっそり世界を閉じる
11
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成瀬山水
あの色は私が染めたと午後五時に帰る間際で月に威張った
7
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あまおう
肩先の ほこりをスッと つまんでは 真顔で去ってく 彼女の余韻
26
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灰色猫
償いで あるかのように 鍬を持ち 泥にまみれて 田を起こしゆく
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灰色猫
春風を 小瓶に詰めて 贈ります 涙の夜に 開けてください
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