雲海のお気に入りの歌一覧
ほの香
カシミヤのコートの歩幅合わせつつ今宵ふた花だけの梅月夜
13
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inosann
売り上げの下降歯止める定年と思えば楽し一年半か
9
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浅草大将
千早ぶる神やいつにぞ蒔きませるその言の葉の初めなる種
17
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詠み人知らず
のぞみなう歓迎されぬ場所なれど たったひとりの家族に会いに
12
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デラモルテ
清々し歌會始の冬の空白く晴れればこころ澄み切る
12
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へし切
歳とりて明日これなきと思ふれば跡なき工夫こらして生きる
18
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ほの香
冷めた珈琲金彩承知でレンジ入れスパークが飛ぶ。脱力の夜。
9
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ほの香
潮乃屋と名附けし庵に結び松 伊勢の濱風祖父母らの跡
11
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詠伝
秘められし想いを絵馬に託さむや焔に消ゆる定めとあらば
11
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へし切
寒寒と藁を囲いて冬牡丹雪ん子のようにうずくまり咲く
24
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詠伝
息吸えば喉を突きたる氷の針君への「おはよう」もままならぬ朝
7
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詠み人知らず
すこしづつ日暮れのおそくなる空をさやかに照らす宵の月影
7
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小林道憲
この冬は歳老いにけり しみしみと氷張る夜の凍てる静けさ
24
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午
「大丈夫」相談員はつい言わず 三十路の名前にロウソクを差す
4
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ほの香
雪宿の明かり障子引きあけて紅さし指でなぞるあはれも
8
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へし切
侘助の一輪ざしにとわれて儚き命の時を愛しむ
20
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舞
夜汽車ゆく声哀しげに降りしきる雪の底から我に泣けとや
8
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からしニコフ
ためいきを毎日ひとつ放りこむ冷蔵室は開けると光る
41
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ほの香
千両の赤い実尊くありがたくちょうどふた月うたのわに棲む
9
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光源氏
慕ふれどおぼろに見ゆる君が影今宵身にしむ酔ひのつれづれ
20
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