半格斎のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
博愛は求むる理想 俯瞰せよ わだつみのごと心こそ持て
11
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ふじこ
幼子が拾いし傍にまた一枚はらりと届く秋のお便り
17
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日置鳩子
あわれ蛾の速読さるる本のごとせわしく水道管で羽ためく
15
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紅孔雀
いとけなき吾子が面影うちおぼゆ ひとりかも寝む霜夜の床に
6
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萱斎院
うたたねに夢とも知らずしづむ宵 せめておぼゆる過ぎし月日を
9
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詠み人知らず
ころころと蓮の葉の上の玉の露 緩きそよぎに光りつつ戯る
14
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inosann
「人は何故生きる」と問うた二十歳の時 瞳にうつる空は今も青
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詠み人知らず
山もみぢ又あしたねと一入に燃やしながら溺れる夕陽
12
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ななかまど
錦秋を車窓が切りとる鳴子峡ため息残るトンネルの闇
8
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千野鶴子
少しずつ花も実も葉も消えていき備えの眠りに向かう季節よ
11
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コタロー
秋晴れの空に廣がる鰯雲虎猫二疋どうしてるかな
9
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関山里桜
朱に映えてたちまち褪する夕空に徒なる人の住むかとぞ見る
8
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滝川昌之
コソコソと噂の二人が通るたび 黄色い落ち葉と風がからかう
30
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ふじこ
縁側に菜を並ばせて藁で組む 祖母を温める小春の日差し
20
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恣翁
鐘楼の礎に 紅き濡れ色の楓 時雨れて 吹き寄せられけり
20
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詠み人知らず
美味そうにに食べるあなたの喰いっぷり好きだと言われ頬燃えました
14
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夢士
硝子器の酢漬けの茗荷酒の膳移ろう四季の早きを思ふ
19
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灰色猫
老いるとは悠々あること光ること誰にも恥じぬ背中を持つこと
30
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詠み人知らず
湧水ゆ 掬びし水の冷たきに 常しなえなる流れ感じぬ
12
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ふじこ
秋霜の軒に連なる菜の簾 津軽の風にやがて馴染まん
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