恣翁のお気に入りの歌一覧
いちにのパッパ
月曜の朝に二歳の「パパしごと?しごとやだなぁ」グラッとくるよ
2
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うめこ
待つ人も無く待つ振りの中空の白々冴ゆる夜半の月かな
4
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うめこ
君が背に宿る日溜まり額預け吸い込む匂いの夢を見しかな
2
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白亜
まとひしは濃青のひかり 結びあふまなざしの間に炎揺らぎぬ
11
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詩月恵
触れ合った小指と小指熱を帯び窓打つ雨を見つめる二人
3
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falcon
「いいにおい」「うん、いいにおい」子供らが会話してゆく朝の平穏
12
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ふきのとう
甘柿を好んで食べし義母偲び仏前に供えしばし話さむ
11
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詠み人知らず
すーすーと熱の引いてく音がする 祝い今夜にビール飲もうか
5
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とうへんぼく
秋風に蓑蟲下がる軒先の撓んで靡く一筋の絲
2
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みやこうまし
冬瓜の緑鮮やか店頭で柔らかいよと老いの気をひく
10
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とうへんぼく
紅をひくその指先で鼓うつ眞白き衣清水に舞ふ
3
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聴雨
しづか夜の心に降りしひとひらの歌に宿れる月のぬくもり
14
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ハル
牢獄に閉じ込められた気がしてる雨降り止まぬ日曜の朝
5
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三嶋
秋ならば詠める気がして筆をとり 何も浮かばず剥き栗を食む
13
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夏恋
公園の樹や花陰に妖精を垣間見ていた子との三年
15
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桜園
いただきし歌集を読みて胸打たれ見も知らぬ方に文を送らむ
12
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紫苑
風に舞ふ蒲の穂絮にふぢなみの思ひもとほる池の面かな
9
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紫苑
秋草の名をかぞへつつあまさかる鄙をし君とそぞろ歩きぬ
11
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笑能子
空高く抜ける如きのその青さ沁み入る寒さと表裏一体
2
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真如
きざはしを 君の背みつめ 上りゆく 御寺の真昼 鐘の音清し
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