名鈴のお気に入りの歌一覧
萱斎院
沖つ風かひなき舟を辺にかへせ 美保のうらみに寄す波がごと
8
もっと見る
うすべに
葉桜に隠れひそかに咲きのこる 花を透かせて逃げる夕焼け
7
もっと見る
横井 信
使わないホームの下にオニノゲシ小さく揺れて見送る列車
11
もっと見る
空き缶
まだ明けぬ空の端から聞こえ来る孤独まぎらすヒバリの会話
8
もっと見る
KEN
ほがらかに かたばみの花 石のあひ うつむく人の まなこにも咲け
14
もっと見る
草木藍
朝暗き庭のカラーの白深し闇の中こそより深み増す
8
もっと見る
可不可
彩々なルゥヂュ試して見たいけど 結末はマスクの染み
6
もっと見る
草木藍
採れたてのえんどうむくは楽しかりうぐいす色の豆のころがる
6
もっと見る
桃山
ごくたまの一人の夜はクラシック音楽に浸るレース編みつつ
10
もっと見る
千映2
六花亭母の日ギフトの包装紙花の絵切りてゆくりと食す
6
もっと見る
滝川昌之
長袖を捲れば蓬の葉裏ごと白き腕にと降りる初夏陽よ
15
もっと見る
へし切
政治家のかくも愚かな行ひに庶民はあきれて嘆く暇なし
11
もっと見る
ななかまど
鳥かごの中で空へと憧れる夢みることが今できること
10
もっと見る
蔓葵
わが恋はうの花かげにしのぶにもたへぬ思ひのやまほととぎす
12
もっと見る
コーヤ
新緑に 和みて歩く 朝の道 彩り添える 花とかたりて
9
もっと見る
やまざくら
百年の 花のトンネル 遠き日の 家族の宴 偲びつ歩む
8
もっと見る
音弥
人間も進化の過程でこの危機を又乗り越えてコンプリートとする
11
もっと見る
葛城
峰々に白き雨霧の立て籠めて下界は今日も閉ぢらる模樣
8
もっと見る
舞
ひと夜ごと思い出愛でていつの夜か環りて終えて深き眠りに
10
もっと見る
師崎
自分には何もないのだということを思い出すためだけにある夜
6
もっと見る
[1]
<<
178
|
179
|
180
|
181
|
182
|
183
|
184
|
185
|
186
|
187
|
188
>>
[627]