芳立のお気に入りの歌一覧
紫苑
告解のくちより出でず足首にからまる蔦のいろ褪せず ラ・ノビア
6
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ヒナ・ヒナタ
この雨がやむより先にわたくしのひとさし指がアドレスを消す
19
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もぉりもり
煙突に花びら詰めてごきげんな火葬場からは踊りでてくる
2
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遠井 海
おかわりを勧めるような気軽さで三人目は?と尋ねられても
18
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もぉりもり
風葬が似合う男と旅にでる わたしの鳥は肩から啄む
9
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浅草大将
人なれば二つなき実を世にいつか結べ名なくて野に凍ゆとも
12
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浅草大将
ゆくてには命つくしの道もがなもじの関戸のけふ開かれて
14
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浅草大将
葉は枯れよ花も散るべし葡萄の木世にひと房の実り残せば
17
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白亜
鳴る神の音の轟く遠つ空 雲の深みに罪ひとつあり
12
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浅草大将
ひさかたの雲をし見れば秋風のたつの姿もいとどむさし野
6
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村上 喬
生きている証のごとく訪れる痛みにしばしうさを忘れる
14
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村上
耳遠き父に手紙で目の見えぬ母に電話でふるさと便り
6
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紫苑
秋立つ日いろ深みゆく青年の樹は枯れ葉めくさなぎを飼ひぬ
11
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浅草大将
夜半に酌む酒の苦さよ苦ければ苦きままにて腹にしみ入る
10
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村上 喬
コットンのシャツたなびきぬ夏空に置き忘れたるごと雲一つわく
40
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紫苑
連れだつてドアを出でにし黒アゲハわが道なりに低くひくく飛ぶ
12
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浅草大将
戦などしら浪の声かき消して嘉手納の浜に寄するとどろき
12
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紫苑
浅茅生にひらく白百合すずしくも削げたる頬をたれにか見せむ
7
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横雲
あすしらぬ我身なりとも契らまし夕べの空に遠きいかづち
3
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只野ハル
検索の履歴を繰れば点滴の輸液の名前五つ連なる
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