falconのお気に入りの歌一覧
夢士
残暑なか逝く人おくり通夜の路星一つなくカラスウリの花
13
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只野ハル
安全な戦場などと子供にもその説明の嘘はバレバレ
8
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只野ハル
吹く風に秋の気配を感じれば思うこと無く空を見上げる
8
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紫苑
ふるへてゐる 夜の底ひを刈られたる田のおもに立つ風のこゑごゑ
10
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白井浮雲
元々は蝉の亡骸だったもの解体作業に蟻が群がる
5
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新座の迷い人
無残やな 蝉の亡骸 見えずして羽だけ残り 鳥が食べたか
7
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紫苑
雨脚にうたれていよよ色まされ咲き残りたる青きあさがほ
14
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只野ハル
謝らないより謝るほうがいい赦さないより赦すほうがいい
17
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只野ハル
呑んだ夜醒めて眠れす眠剤を半錠飲んでアダージョを聞く
4
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只野ハル
帰郷せず特番を見ず敗戦に至る歴史を考えてみた
10
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赤橙黄緑
やってからする後悔とやらなくてする後悔も選べぬままに
7
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六日野あやめ
「傑作を書くなら恋をしなさい」ああ、だから私は駄作ばかりか
3
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へし切
不戦こそ人を守るといふことの要なりしと英霊の言ふ
20
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只野ハル
帰るべき故郷のなく父親の借家で一日先祖を祭る
15
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まぽりん
父母はなに思ひけむ神風と消えにし人の置きし文見て
26
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只野ハル
うら悲し見えぬ心の裏で泣く脳は涙を止められぬらし
11
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只野ハル
意味のない軽すぎる歌詠ませるは酔いたる故と知りてなお詠む
10
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詠み人知らず
朝刊の歌壇にならぶ歌なれど短文のよで趣きはなし
9
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浅草大将
爪ぐれぬこのロザリオに祈らばやとけて一つの神の赦しを
11
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そらたろう
父語る母との出逢い そこにいる父でない父母でない母
14
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