詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
横井 信
数輪の花も開いてヒヨドリのまだまだ歌う冬の宴会
14
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灰色猫
メッセージボトルに種を詰め込んで終末世界の未来へ贈ろう
15
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灰色猫
小鳥への愛で飾った木の箱を陽射しに埋める旅立つために
21
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滝川昌之
喫煙はしないが稀に他人(ひと)の擦るZIPPOの匂いに魅かれたりする
15
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夢士
走り去る深夜のバスの客一人歌詠み歩く吾もまた一人
13
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千映
バチという見えないけれど怖い物心に留め当たらずに済む
4
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横井 信
公園に花は咲いたか すれ違う人の歩みとはずんだ言葉
13
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うすべに
うすにびの冬の林に紅一点 散り残る艶 椿いちりん
9
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ななかまど
春節の雨が枯野をぬらすとき昭和の冬に戻りたくなる
14
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滝川昌之
あと何度逢えるだろうかと東風に問う春待ち顔の梅の古木は
24
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横井 信
水もまだ冷たき川のせせらぎに流した愚痴も知らぬ青鷺
16
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蔓葵
佐保姫の衣はるかぜ香るなりかすみひもとく梅の初花
15
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滝川昌之
名のみ冬 霜も降ろさずゆく季節(とき)に早や起こされた辛夷の花芽
18
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横井 信
雨音にめぐる言葉は言いすぎた昨夜の声が冷たく響く
16
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千映
この国は四季がはっきりしてたという過去形になるか気になる未来
13
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KEN
にわたづみ 樋の流れに 目覺むれば 夢に同じの 今朝のあはゆき
11
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横井 信
ぬくぬくの布団の中で夢うつつ めいそうしてるこころをのぞく
14
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横井 信
ため息のかけらを集めにじんでる曇りガラスの向こうのひかり
20
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コタロー
白き息吐きつつ無言のランナーが無言のままに小さくなりぬ
16
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夢士
鵯の来て万両残し千両の赤き実食らふ冬枯れの庭
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